がん治療中の副作用、その症状はさまざまです。
化学療法での脱毛や貧血のほかにも、吐き気や免疫力の低下なども起こります。その中でもあまり知られていない副作用があります。それは『口内炎』です。
抗がん剤による口内炎の発現頻度は全体で30~40%、大量の抗がん剤を投与する造血幹細胞移植時は70~90%、頭頸部付近の放射線治療併用では、ほぼ100%の発生率と言われています。
口内炎がひどくなると、食べらない、飲めない、喋れない、、という人間の尊厳を脅かされる事態になりかねません。本当に辛い・・。
そんな口内炎に今年、新しい薬剤が加わりました。
その名は『エピシル口腔用液』
この薬剤の特徴は、口内炎自体を治すというものではなく、化学療法中起きてしまう口内炎に対して唾液と混ざるとゲル状になる物質で口の中に極薄の膜をつくり、舌や食べ物が口内炎に触れた際の刺激を抑えるというもの。今までとは全く違うタイプの薬剤です。
今日は発売元のMeiji Seika ファルマさんより説明を受けています。
浜崎歯科クリニックではがん治療中の患者さんの支えに少しでもなれるように、今後も歯科の分野から積極的に取り組んでまいります。
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